murmurs

あらら・・

一昨日だったか久しぶりにデンパンで作っているページを見ようと思ったら
自分のページではなく、URLが見つかりませんというお知らせのページに飛んだ。
デンパンのトップに行ってみたら、障害が発生し、復旧の見通しは立っていないとのこと。
つまり、4年前からこつこつ作っていたファイルが全部なくなってしまったということらしい。
(「明日へ」の保存版「光のほうへ」と一行詩の保存版「一行のうた」等のことです)

ガーン・・・。

でも、それほどショックではない。大部分は印刷してとってあるから。
デンパンはただ自分のためのページだったのだし
あそこが復旧しなければ、これからは記事を移動する作業が省ける。

デンパンはブログのようにコメントは残せないから、つまり他の人と交流する場ではないから、
あそこを利用している人はほとんど、自分のPCにファイルは保存しているんだと思う。
それだから大丈夫というんでもないけど。

だけど、ネットってこういうことがあるのよね。
楽天がなくなればわたしのHPはなくなるし、ドリコムがなくなればこのブログもなくなる。
写真を保存しているFlickrだって例外ではないだろう。
やっぱり、とっておきたいものは印刷するなりCDRに保存するなりした方が安全なのかな。
でも考えてみたら、どうしてもなくしたくないものって、あまりないような。
その時々で精いっぱい書いてはきたけれど、それはもう過去のわたしなのだから。
ただ、そんなことがあるとして、わたしのサイトが全部消えてしまったとき、
あるいは、いつかわたしの姿がネットから消えてしまったとき、
寂しいとちょっとだけ思ってくれる人が何人かいたら嬉しい。


ネットはそんなにもろいものなのだ。ネットのつながりもまたしかり。
だけど、だから意味がないということではない。だから今が尊いということ。

でもこれからネットにアップする時には「そんなこともある」と頭の片隅で思っていることにしよう。


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life still goes on

開票開始とほぼ同時に、現職当選確実とのテロップが流れる。
あまりの素早さに呆然。

今更のように、自分たちが少数派だったことに気づく。
夫がつぶやく。

「東京にいるの嫌になったよ」

そうだね、だけど仕事はどうする? 今の仕事を辞められる?

それに、どこに行っても同じだよ。
この‘クニ’から脱出できるなら、話は別かもしれないけれど。

あなたはどこに行っても長いものに巻かれることを拒むだろうし、
社会的弱者とともにいようとするだろう。そして
虐げられている人たちの痛みを自分の痛みと感じるだろう。
‘勝ち組’になるよりも‘負け組み’でいることを選ぶだろう。

わたしたちは自分自身でいることをやめるわけにはいかない。

だからね、これからも殺伐とした毎日を生きていこう、小さな花を愛でながら。
少数かもしれないけど、小さな花に目を留める人たちはいるから。
ぬくもりは、大切に育ててゆくものだから。

見て。足元に咲いている花の、なんて綺麗なこと。


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うむ・・・。

ドリコムの調子が悪く画像がアップできません。
今日はおやすみします。

来てくださった方々、代わりにHPに行ってみてね。
トップの模様替えをしたので。

流れる

…僕は言います。
「ずっとそれが続くものではありませんよ」と。
人生は川のように流れている。

幸せに向かって流れたり、不幸へと流されたり。
その流れに逆らえないこともある。
ならば流されればいいと僕は思う。
何処へ行くのか分からない川の流れに乗る。
行き着く先が分からないからこそ人生。

ただし、自分の意思を持って
流されていくことが大事なんです。

by 谷村新司



「意思をもって流されていく」に共鳴。

流されてばかりの人生だ。
流されるのを待っているばかりの人生だ。

だけど、流されても‘わたし’でいる。

したいこととできることは違う。
できないとわかっていることを望むなんて無謀なことはやめた。
誰にだって、もって生まれたものがある、逃れられないものがある。
わたしたちは鳥ではないから自由には飛べない。

今できることを、わたしにもできることを、
わたしにも届けることのできる人たちのことを
考えることにしよう。

分相応って大事だと思う。
自己卑下は神さまへの冒涜だけれど、自分を知ることは大切。
そして自分に与えられたものを感謝し慈しむ。


流されていく、光に向かって、死に向かって。

だけど、最後の最後に光が見えたらいいのではないか。


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他所ばかり見てないで
たまにはこっちも向いてね


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は?い

シンプル

人生は複雑じゃない。
私たちの方が複雑だ。

人生はシンプルで、
シンプルなことが
正しいことなんだ。


by オスカー・ワイルド



人生はシンプルなのだろう、現代社会が複雑すぎるとしても。
だけど、シンプルすぎるわたしも、ちょっと(?)問題。


***



数日前、プロジェリアの少女アシュリーの続編が放映されてからHPへのアクセス数が増えています。
HPにはアクセス解析をつけていないのではっきりとはわからないのですが、
以前アシュリーの番組が放映された後もそうだったので、「アシュリー」で検索して来られる方が多いのかと・・・。
それで、以前ここで紹介したことのある「天国の特別な子ども」という詩をアシュリーのページに追加しました。
読みたい方はトップのお知らせをご覧くださいね。
               ↓
            日だまりの窓辺


* アシュリーの家には、この春、新しい命が誕生するそうです。
  不思議なことに、アシュリーの誕生日が予定日とか。



誰が来ておられるかわからなくて、HPにアクセス解析をつけようかな、とたまに思ったりするけれど、
つけると、頻繁に見に行きそれに振り回されてしまうのがわかりきっているので、その度に思いとどまるのです。
でも、このブログにつけているアクセス解析にはいつも励まされています。
bbsやコメントで声をかけてくれる方がいない時も、「あ、○○さん、今日も来てくれたんだ」と思えるからです。
「○○さん」が「ホスト名」ということも多いのですが。


           「○○さん、今週もありがとう。来週も宜しくね」


* よかったら、HPのbbsにもいらしてください。
  「こころとこころ」がメインbbs。好きな詩を時々紹介したりしています。
  「ささやき」はつぶやき場(わたしは大抵夜行っています)
  お好きな方に来てね。

そこに居る木

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もみじを見た後
門を出ると
街路樹の紅葉が
目に飛び込んできた

「ああ 綺麗!」

大学のある通りには
たくさんの学生

笑いながら
足早に通り過ぎる

遠くまで来たな わたし
あっという間のような気がするけれど
多くの時が過ぎて

だけど
外見以外
当時とさほど変わらないわたし
・・・たぶん 

‘時’の中で
時折
迷子になる

だから
変わらず そこに居てくれる
木を 見上げよう
空を 見上げよう


思い出の中に立っている木が
何本かある
そのひとつが母校のヒマラヤ杉

――わたしは あそこから歩きはじめたのだ――

思い出の木は
今頃たくさんの電飾が施され
後輩たちに希望の光を灯しているだろうか

きっと・・・






* 良かったら、こちらも見てね。3年前に書いたものですが。

友よ

友よ
わたしたちの話をしよう

今日 あなたに届いたものは?
今日 あなたは どんなことを感じた?
今日 なにに こころがふるえた?

友だちのことでもなく
家族のことでもなく

友よ
わたしたちの話をしよう

お帰り

来る人は来る

去る人は去る


わたしはわたしのままで

ただ書いていけばいい


やっと帰ってきたね

わたし


「お帰り」







ちょっと吹っ切れた感じです。
何がかはよくわからないのですが。

待ち合わせ

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photo by N



夕暮れの

音の途絶える場所で

待ち合わせ


すくっとしたススキが

目印だ

墓地とコスモス

先日田舎に行っていた長男が携帯で撮った写真を
何気なく見た。息を呑んだ。


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コスモスが大好きだった母

母の眠る墓地はいま

コスモスで埋まっている



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母が微笑んでいる気がした





長男へ・・・「何よりのプレゼント。ありがとう。」

「ブロガーに50の質問」

「ブロガーに50の質問」というのを「うたたねの記」で見つけました。
ひかりさんが配信しているものだそうです。で、わたしも答えてみることにします。
(寝太郎さん、ひかりさん、ありがとう)


***



1 HNとその由来は?

あつこ・・・実名をひらがな表記にしました。


2 ブロガーになったきっかけは?

日記に使っていた「My Prpfile」が「Drecom」になったから
自動的に「日記記者」から「ブロガー」に。


3 それまでに日記とか書いてましたか?

はい。ネットの日記は3年半前から。
普通の日記は小学校高学年の頃と中学時代。その後は三日坊主を繰り返していました。


4 HPは持ってます?ジャンルは?

はい。
ジャンル? う?ん・・・なんだろう? 駄文集積所?


5 ブログの醍醐味は?

思いがけない出会いがあること。


6 ブログ書いてみて新鮮だったことは?

写真が簡単にアップできること。


7 ブログで知り合った人と会ったことある?会ってみたい?

「ブログで」は、ありません。
会うのは恥ずかしいし、しゃべるの、苦手。相手を退屈させそう。
でも、いつか勇気が出たら(出るだろうか??)会いたい人は何人かいます。


8 ところであなたは女性?男性?どちらにお住まいですか?

男性に間違われたことはない。
東京に住んでます。


9 失礼ですが御歳はおいくつくらいでしょうか?

長男が21なので。想像にお任せします。


10 差し支えなければご職業などを・・・

ちょっと差し支えあるのでノーコメント。


11 ご趣味はなんですか?ブログにも書いてますか?

今は読書、お気に入りサイトめぐり、ブログを書くこと、かな。
Profileに載せてます。


12 最近ハマってることってあります?何ですか?

書くことと写真を撮ること。


13 ブログは毎日更新してますか?

はい。自分へのノルマ&目覚ましみたいなもの。


14 お勧めのブログってありますか?

たくさん。
サイドバーに載せている「明日へ」と「日だまりの窓辺」にリンクしています。
(その他にもいくつか)


15 面白いブログはどうやって発掘してる?

お気に入りのブログやHPのリンク先やコメント欄で。


16 あなたのブログはリンクフリーですか?

はい。リンクでどんどんつながっていけたら素敵。


17 リアルの知り合いはあなたのブログを読んでる?

ふたりだけ(それ以外の人には教えていません)


18 ホームページはどこに設定してますか?

楽天


19 ネットショッピング好き?なに買ったことあります?

あまり。
本、コーヒー、それからビタミン剤と化粧品(意外でしょ? 笑)


20 お気に入りのサイトは何件入ってる?

数えたことないけど100くらい。


21 お気に入りのサイトで一番多いジャンルは何?

ブログ


22 メッセンジャーとかやってます?

「メッセンジャーって何?」っていうほど知らない。
チャットみたいなもの? だったら、超苦手。


23 一日のネット接続時間はどれくらい?

結構多い。


24 休みの日って何してますか?

純粋な「休みの日」って、ないけど、
どこかに行こうと自分で決めた日が休みかも。


25 「休みの日何した」とかって結構ブログに書くほうですか?

出かけて何か感じたり写真を撮ったりしたら、書くでしょう。


26 ブログ書いてて嫌な思いしたことはありますか?

アダルト系・出会い系のブログからTBが送られてきたとき。


27 実は最近更新が面倒だったりしませんか?

ネタが・・・と思うことはあっても、面倒、ということはないかも。


28 好きな色は何色?その理由は?

青。自分にいちばんしっくりくる色。


29 普段遊んでるのはどのあたり?(大まかに)

この辺(ほとんど家の中)


30 あなたの「こだわり」は?

自分のカラーを大事にすること。


31 好きなメーカーとかブランドとかあります?

全く。
お店やカタログで見て「これ、大好き!」と思うデザインとかがあるだけ。


32 スポーツチームはどこが好き?

スポーツに興味をもったことはない。


33 どんなPC使ってる?ADSLですか?光?

え?っと・・・DELLの。ADSLみたい。


34 好きなお菓子はなんですか?

柿の種に入っているピーナッツ。


35 回転寿司で一番最初に食べるのは?

決まってません。最後は甘エビ(いちばん好きなネタ)


36 好きなファーストフードはどこのお店?

ミスタードーナッツとかスターバックスとか。


37 おすすめの本・漫画を1冊ずつ教えてください

本は大江健三郎さんの『「自分の木」の下で』。
漫画はくらもちふさこさんと岩館真理子さんが好きだったけど、
最近ほとんど読んでないので。
みんなが知っていそうなのでは「動物のお医者さん」。


38 今日のファッションのポイントは?

さらっと


39 これからどんなブログにしていきたいですか?

気の向くまま(わたしと一緒に変わっていくでしょう)


40 一日に見るほかの人のブログって何個くらい?

10?20かな。
(と言うとすごいけど、短文や詩や写真のブログばかり)


41 あなたのブログのキャッチコピーをどうぞ

「淡々とわたし色を発信」


42 あなたは「何マニア」?

本がないと、とっても困るから、読書マニア?


43 欠かさず買ってるものあります?

特にない。


44 ブログ書いててよかったと思うときは?

コメントや感想をいただいたとき。


45 コメントに荒らしがいっぱい来たらどうしますか?

削除しながら過ぎ去るのを待つ、と思う。


46 明日突然ブログが書けなくなったらどうします? 

HPのbbsにでも書きましょうか(笑)
ネットの日記を書いていないときはそうしていました。


47 お酒好きですか? 特に好きなのは?

飲めない、というより飲もうと思ったことがない。


48 ひとつだけ無人島に持っていけるとしたらなに持ってく?

聖書


49 あなたにとってブログとは?

自分を見つめ、人とつながる手段。


50 最後にひとことどうぞー

ここまで読んでくださった方、「ありがとう。ご苦労さまでした?!」



* 良かったらあなたもやってみてね。ブログに書いたらわたしにもTBしてください。

土の器に

私たちは、この宝を、土の器の中に入れているのです。
それは、この測り知れない力が神のものであって、
私たちから出たものでないことが明らかにされるためです。

(コリント人への手紙第二 五章七節)




見る目は結構あると思う。時たまだが勘も働く。
教養はないが、頭はそれほど悪くはない。
プライドはある方だが、劣等感もいっぱいある。

ネットで素敵な人たちに何人も出会ってきたが、会う勇気はない。
読ませてもらうだけで、たまに声をかけさせてもらうだけで十分しあわせ。

自分が何かをできると思ったことはない、と思う。
二十代の頃から望んできたのはただ
大好きな人のそばにいること、
誰かの役に立ちたいということ、お返しがしたいということ。


時々、なんて空っぽな自分なのだろう、と思う。
それでも生かされている。
「まだ役目はあるよ」ということなのだろう。


わたしができるのはただ
淡々と毎日を歩いていくこと、
誰かのそばにいさせてもらうこと、
わたしに見えるものや想いを書いていくこと、
それだけだ。
それだけでいい。

男は一生・・・

男は大人になれない。

by コエン・エルカ




昨日椎名誠さんの講演会に出席し、なるほど、と思って聴いた言葉です。
そう考えたら、いろんなこと、納得できます(笑)
そう思ってしまえば、女性は楽なのでは?
それに、一緒に子どもでいるのも楽しい。


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憧れ

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何にも染まらず

うつむいて

微笑んでいる

あなたに

焦がれて

ぬくもり



そこにある ぬくもり

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ほしいのは ぬくもり

あなたの中の ぬくもり

わたしの中の ぬくもり

迷惑な話(その後)

わたしがスペルミスをしたためかもしれませんが、
その後も数回アダルト系の書き込みがありました。

スペルを直してアクセス制限登録をしたのですが、
心配しながら再開するのも・・・と思い、
FC2から新しいURLをいただき、画像掲示板を再開しました。
心配してくださった方がおられたら、ありがとうございました。

よかったら、サイドバーの「日だまりの窓辺」から訪ねて来てくださいね。
(ちょっとわかりにくい名前ですが)


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8年前、umekoさん宅から養女に来た雪柳


迷惑な話(その3)

過去にも、HPの掲示板にたまに出会い系やアダルト系の書き込みはあったのです。
でも今回はちょっと様子が違いました。

しばらく前から、自分のアドレスからアダルト系のメールが届くようになりました。
画像掲示板に毎日アダルト系の書き込みがされるようになったのは
それと同じ頃で、IPアドレスの最初の部分が同じで、
ホスト名の後半が同じ人たち(?)からの投稿です。

投稿は、HPのリンクを外しても、同じような時間にありました。
わたしの掲示板が登録されているのでは?
ノルマとして回るルートに入っているのでは?
としか考えられませんでした。

それで、投稿してくださった方々にはたいへん申し訳なかったのですが、
アクセス拒否登録をすると同時に、
念のため画像掲示板の過去ログを全部削除しました。

これでしばらく様子を見てそれで駄目なら、別のURLをもらおうと思います。
(FC2の掲示板、最近機能が追加され、
 投稿お知らせメールも届くようになったので、
 とても気に入っているのです。
 投稿が少なくても、画像掲示板をなくしたら、なんだか寂しいし。)

迷惑な話(その2)

こちらのわたしの投稿「みなさんへ」を見てください。
情報等お持ちの方、宜しくお願いします。

迷惑な話

先週から、出会い系のメールが毎日数通届く。
ほとんどは自分のアドレスから。
その頃から毎日のようにHPの掲示板2つに
怪しげな投稿がされるようになった。
その度にメールや投稿を削除し、投稿の場合はアクセス拒否登録をする。

投稿する方は目的があってのことなのだろうが、
どこでわたしのHPを見つけて来るのか、とても不思議。


みなさんへ:そういう投稿を見て嫌な思いをした方がおられたらごめんなさい。

どれほど深く悩みうるかということが、

ほとんど人間の位階を決定する。
  
by ニーチェ



・・・・・・。
わたしはまだまだ、です。


太陽


先日の朝のこと。
夫が「行ってくる」と言うので、テレビを消す。

「今日は子宮筋腫のこと、やるんだよ。
 くだらない音楽聴いてないで
 そういうちょっとした情報を得ればいいのに。」

「・・・(そうだったんだ)」テレビをつける。

「行ってらっしゃい」と夫を送り出してから雑用を始める。

気がつくと、‘ハナマル’はもう別のコーナーになっている。
結局、わたしの頭に残ったのは、子宮筋腫のある人は
整理痛が酷く出血も多いらしいということ。


昔‘ながら族’だったわたしだが、
今は一度にひとつのことしかできない。
あることを考えはじめると、ほかのことは頭に入ってこない。

テレビがついていても、興味がなければ、
あるいは何か(PCとか本とか)に向かっていたら
画面も音もわたしの中に入り込むことはない。
(何かの番組を観ているときも、CMはほとんど覚えていない
 たぶん観ていないのだと思う)

わたしはこうやっていろいろなものを排除しながら
いつもちっぽけな世界に住んでいる。
自分で自分を小さな箱に閉じこめている。

夫とか友だちとか、時おり外に通じる糸をわたしに投げてくれる人がいて
それにつかまって、辛うじて外の世界の便りを受け取る。

たまには自分で窓を開けなくちゃ、ね。

私としての誠意

ネットで出会った3人から、それぞれ別々のときに言われた。

「あつこさんには書いていてほしい」

3人とも、私が足元にも及ばないほど筆力も教養もある魅力的な人だった。
彼らの文章から伝わってくる心根が、私は大好きだった。

私はそう言ってもらえたのをとても光栄に思いながら、
「いや、それよりも、私はあなたの書くものをずっと読んでいたい」
と思っていた。

自分の文章力のなさも知識不足も自分がいちばんわかっている。
けれども私は書くのをやめることはできない。

もしかしたらそれは、読み手であり続けたいから、かもしれない。
読ませてもらうためには、書いていなくてはならない。


時々私は何のために書いているのだろう?と考える。
そのたびにその時々の自分なりのこたえを出し、
「やはり書いていよう」と思ってきた。


「日々の出会いやふれあいを通して何かを分かち合いたいから」

これも、こたえのひとつ。
そして、もうひとつのこたえ。

「『書いていて』と言ってくれた人たちへの感謝また誠意として」



友へ:「わたしは書きながらずっと待っています。」

お帰り



今日は

どこまで行ってきたの?

帰っておいで

この色の中に

わたしのそばに


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生きる糧


僕は夜夢を見るんじゃない。

一日中夢を見ている。

生きる糧として、

夢を見ている。


by スティーブン・スピルバーグ



「生きる糧」という言葉に大きく頷くのです。

現実逃避ばかりではいけないけれど
夢とか希望とか信頼とか愛とか友情とか人情とか
今時あまり流行らないものなしには
生きてはいけない。

目を開いていたら辛くなるばかりの現実の中にだって
殺伐とした都会の雑踏や日常の中にだって
ひと筋の光はあるはず。

それをわたしはいつも探しています。

雨の日

春の雨と違って
秋に降る雨は
ちょっと寂しい

だから
心をパステルカラーで
いっぱいにする


雲間に浮かんだ 
まんまるお月さま

雨に向かって咲いている 
ピンクの薔薇

コンクリートの片隅に見つけた
お日さま色の小さなタンポポ

わたしの足元に駆けてきた 
ふわふわの子猫

ケーキの焼ける匂い

子どもたちの笑顔

赤ちゃんの
ぬくもり


みかん


夏にはあまりかけなかった
さださんを聴いています。

秋は、なぜか、
さださんの声と歌詞が心に沁みるのです。

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わたしは

川になろう

川になって

あなたを映そう


ともに流れてゆく

あるときは泣き叫び逆らいつつ

あるときは朗らかに口ずさみつつ


やがて

あなたもわたしも

海となる


たくさんのあなたと

たくさんのわたしが

海にとける


永久の青!