April 2007

たまには近況報告

ゴールデンウイークが始まったけれど、わたしは平常どおり。
わたしの仕事は祝日もあるのです。お盆もお正月もほとんど関係なく。
時間の割にお金にならないのだけど、わたしは仕事が好きみたい。家事よりずっと(笑)

以前は子どもたちのこともよく書いていたけど最近登場しないのは
彼らがすっかり大きくなってきたからです。

長男は明日まで泊りがけの夜勤のバイト、次男は部活と寿司屋のバイトでほとんど家にはいず、
末っ子は家にいるときは部屋にこもってギターを弾いたりPCをしたり。
今は去年の終わりごろ入った部活(バンド)のことで頭がいっぱいらしく、
自分で貯めたお金で少し前に電子ピアノを買ったと思ったら、今度はシンセサイザーを注文したとか(今日来る予定)。

前からそうだけど、家でいちばんしゃべるのは夫です。
だから出張などで彼がいないと、とても静か(笑) 

先日友だちからメールがありました。

「我が家は5人揃っての夕飯があまりありません。今夜も娘と2人です。淋しいものです。
 そちらはいかがですか? 子どもが成長するってこんなことかな・・」

うちは夕飯は大抵3人か4人で食べられるけど、朝食はもう何年も前から全員バラバラ。

子どもが成長するって、そんなこと。
でも寂しがってばかりいないで、このことも楽しまないとね。

仕事の合間のわたしの楽しみ(息抜き)は写真を撮ること、ネットに書くこと、そして本を読むこと。
だからブログはやめられないのです。

これからも良かったらお付き合いください。


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露草

しばらく鬱々としていたが、うちにこもってばかりいるのも良くないと思い、
仕事帰りに公園をぐるっと回ってみた。
ただ鬱蒼と若葉が茂っているばかりの、なんてこともない4月の風景。
撮りたいものないやと思いながら帰ろうとしたら、露草に声をかけられた。

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紫は心を静めてくれる

遺言

久しぶりに実家に電話。父が出た。

「別に用事はないんだけどね、元気かなぁと思って」

笑って父が近況報告をしてくれる。
また親戚でいろいろあって大変なこと、今日親戚の家族に集まってもらって話すということ。

もう何十年も前に親戚の叔父さんが間違って登記してしまった田んぼのことでずっと揉めていたのだが、
父が間に入り、やっと決着がついたという。
相手の人は、全く関係のない父がそのことで奔走してくれたことに感謝して
親戚が払おうとしたお金を受けとらなかったという。

父は言う。

「他所さまでもな、そうやって一生懸命話せばわかってくれる、
 ましてや家族ならいろいろ言ってねぇで助け合っていかなくちゃ、
 おらもいつまでも生きてるわけにはいかねぇから
 もうこれからはおいたちで上手くやれや、そう言ってこようと思って」

父は三十年以上その厄介な親戚の相談に乗り、走り回ってきたが、未だに問題は尽きない。
いくら親身になっても、本人たちは自分に都合のいい助言しか受け付けようとせず、愚痴を言い続けるだけで
解決しようという姿勢が見受けられない、感謝もされない、事後報告もない、
けれども何かあるとすぐ、相手の都合を考えもせず泣きついてくるということで、
他の親戚はとっくに見放してしまった。

お父さん、長いことほんとに大変だったよね、と言うと、
そうだ、もう三十年以上になる、実はな、お母さんが亡くなる前に
「○○さん(従姉妹)大変そうだから、なんとかしてあげたら」
と言って、それで始まったんだ、と父は言った。

それは知らなかった。

そうだったのか、母の遺言だと思って父は一生懸命やってきたのか。
亡き母への父の無骨な愛の形だったのか。


それにしても、と思う。
この父にしてこの子ありなのだ、この父に育てられたからこのわたしがいるのだ。


お父さん、そうだよね、誠意を込めて一生懸命話せばわかってもらえる。
時には上手くいかないこともあるけれど、それでもそう信じてゆくよ。

八重桜(2)


先日のは葉っぱが茶色だけどこちらは緑。

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遠くから見ると
あまり目立たない八重桜

木の下に立って見上げると
ふわふわ ふわふわ
ピンクに包まれて
とろけてしまいそう

昨日出会った紫

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あなたの名前は?


仕切り

人は人、自分は自分という仕切り分けみたいなものがちゃんとできない人もいるのだと
友だちと話していて気がついた。

誰かの話を聴いている時も、それは相手のこと、相手の心配事、相手の問題というふうには捉えず、
相手はただ話したいだけなのに、それに対して意見したくなったり、否定してしまったり、
自分の問題に還元してしまったりする人がいるのだと。

それは夫婦関係とか子どもとの関係にも影響しているらしく
友だちはそのことでとても苦しんでいる。

そのことはわかるけれど、わたしには何と言ってあげたらいいかわからない。

友だちは、自分はAだからと言う、あなたはOでいいわね、と。

確かにそれもあるかもしれない。

一緒に話したもうひとりの友だちもOなのだが、
彼女も人の話を聴いているときは「ああ、そうなんだ、そういうこともあるんだ」
と思うという。そして、自分とは違った価値観や考えでも、それはそれと聴けるという。

だけど、これって、血液型の問題なんだろうか。
もしかしたら、もっともっと深い問題なのかも。


ちょっと思ったのだけど、相手に意見したくなったり否定したくなったりするのは
それがその人の根源的な問題に関わることだから、ではないだろうか。
そうしないと、自分とか自分の生き方とかが否定されているような気持ちになってしまうから・・。


友だちには、
「あなたは精一杯やってきたし、今だって頑張っている、
 あなたはあなたでいいんだよ、もっと自分を認めてあげて」
と言いつづけたいと思う。



「しっぽみたいに」

もう何年も前から山元加津子さんの「しっぽみたいに」というメルマガをとっている。
加津子さんは養護学校の先生で「たんぽぽの仲間たち」というHPを持っておられる。

加津子さんの言葉にはもちろんだが、何よりも、
わたしがどんな気持ちでいる時も毎朝きちんきちんと
加津子さんの短いけれど心のこもった言葉が送られてくるというその事実に
いつも慰められている。

‘続けること’はとても地味なことだが、だからこそとても大切なこと。

改めて思っている。



以前、ひとり言bbsをやっていた頃、加津子さんのメルマガがわたしの目標だった。
でも、わたしには加津子さんのようには書けなかった。人は、自分の中から出るものしか書けないのだ。




* 加津子さんのメルマガの登録はこちらからできます。


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あなたを想う
あなたを想うあなたを想うあなたを想う
ずっとあなたを想っていたら
わたしの心に優しい風が吹いてくる

by 加津子さん

「知命」

知 命

              茨木のり子

他のひとがやってきて
この小包の紐 どうしたら
ほどけるのかしらと言う

他のひとがやってきては
こんがらがった糸の束
なんとかしてよ と言う

鋏で切れいと進言するが
肯じない
仕方なく手伝う もそもそと

生きてるよしみに
こういうのが生きてるってことの
おおよそか それにしてもあんまりな

まきこまれ
ふりまわされ
くたびれはてて

ある日 卒然と悟らされる
もしかしたら たぶんそう
沢山のやさしい手が添えられていたのだ

一人で処理してきたと思っている
わたくしの幾つかの結節点にも
今日までそれと気づかせぬほどのさりげなさで


『落ちこぼれ』(理論社)より




ああ、そうなのかもしれない。「生きてるってこと」は。

面倒臭くてやんなっちゃうこともいっぱいあるけど、わたしはやっぱり人間が好きです。
だから人々の間にいたいのです。

リアルでもネットでも今まで「沢山のやさしい手」が添えられていたこと、わたしは忘れません。
ほとんどの「手」はもう過去のものになってしまったけれど、これからもきっとたくさんの「手」に出会うでしょう。

わたしも誰かの小さな見えない「手」になれたら・・。希望はもっていようと思います。



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孤独の確立

先日の保護者会で先生が言われた言葉が心に響いた。

「携帯のない時代には戻れないんで」


どんなに懐かしんでも、わたしたちは過去に戻ることはできない。
ツールによって、人と人との関係も少しずつ、あるいは目まぐるしく変化してゆく。

ネットの世界もそうだ。

MLだけしか知らなかった時代、HPやbbsが主流の頃はほんの数年前のことなのに、もうはるか昔のように思える。
ブログが流行り、SNSが現れ、ネットの世界はあまりにも複雑になった。

わたしはその複雑な世界の中で、たくさんのものを得、同時にたくさんのものを失った。
わたしがずっと大事にしてきたのは「人との関係」だったのに、
ネットで出会った人と良い関係を続けることはなんと難しいことだろう。
人と人とはなんと違うことだろう。


今朝タバスコさんのブログに行ったら、こんな言葉が書かれていた。

「ひとの一生は『孤独の確立』である」

そうなのかもしれない。

八重桜(1)


八重桜が満開

いまデスクトップの背景にしているのはこれ


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そんな時代・・・

委員決めの後、職員室に先生を呼びに行った。
末っ子は2年になってクラス替えがあったが、3年の時は持ち上がりと決まっている。
担任は神戸出身の30代の男の先生。教科は英語を教えておられる。
「僕は共通語が話せないんで」と言いながら少し自己紹介をされる。

子どもが苗字を呼び捨てにする先生。口が悪いと女の子には評判が悪かったらしい。
でもそれには理由があるのだと先生は言われる。

「この高校の生徒はみんな良い子ばかりで、そんなことはないと思うんですが、
 僕はいじめのないクラスにしたかったんです。
 それには、担任がいじめればいいんじゃないかと、
 そうすればクラスが団結するんじゃないかと思ったんです。
 最近は僕のキャラがだんだんわかってきちゃったみたいですけどね・・」

この話は生徒には内緒なのだという。

去年のクラスでは、子どもたちは席替えをしてほしくて
席替え委員会までつくって話し合っていたのに、
これを言ってくれたら席替えすると先生が決めていた‘ひと言’を
とうとう最後まで誰も思いつかず、一年間席替えなしだったという。
ところが今度のクラスではある女の子がぽろっとその‘ひと言’を言ったから
「今年は席替えをします」とのこと。

「先生、そのひと言は何ですか。内緒ですか」と訊いてみる。

「いえ」と先生。

そのひと言とは
「席替えしたら先生が気分転換できるよ
ずっと同じ席だったら先生も厭きるでしょ」だそう。

「ああ・・」

あちこちから笑いが漏れる。


しばらく話をしてから先生が言われた。

「今日は僕が話すんじゃなくてみなさんで話してください。
 そうですね、5、6人ずつ4つくらいのグループに分かれて」


初対面ばかりの人たちばかりだったが、その辺はお母さん同士、
最後の頃にはどのグループも煩いぐらいに盛り上がる。

ラッキーなことがあった。
今年広報を引き受けてくれた人と同じグループになって話していたら
その人の息子さん(K君)がうちの末っ子(O)と同じ部活(同じバンド仲間)だとわかったこと。

回ってきた先生が言われる。

「KとO、去年から仲良しで、この間は一緒に進路相談に来ましたよ」

そうだったの? K君のお母さんと顔を見合わせる。

K君は学校のことでも何でもよくしゃべるという。
よかった、心配なことがあった時に訊く相手ができた。


先生がみんなに向かって言われる。

「何かあったらいつでも電話してください。
 僕の携帯の番号、生徒たちに教えてありますから」

「うち、携帯もってないんですけど」

「持つことないですよ、大事な連絡はご家庭のほうにしますから
 ただ、もう携帯のない時代には戻れないんで、あるものは使おうと思うんです」


学年委員を引き受けてくれたMさんからみんなに紙が回ってきた。
連絡はメールの方がいいと思うから、アドレスを書いてほしいとのこと。

夜、早速Mさんからメールが届いた。

「・・・役員なんて初めてで、皆さんにご迷惑をおかけすると思いますが、許してね。
 子どもが出会わせてくれたこの縁をこれから大切にしていきたいと思います。
 どうぞ宜しくお願い致します」

委員決め

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土曜日、末っ子の保護者会に行った、気楽な気分で。
委員決めはあるけれど、去年委員をやったわたしは候補からは外してもらえるとわかっていたから。

教室に入って座ったと思ったら、入り口から、
「この中に去年何かの委員をやった人はいますか?」
と声がかかる。え???、もしかして?

案の定、今日の出席者の中に委員経験者は他にいないから
委員決めの司会をやれ、とのこと。
出さなくてはならない委員は、学年、文化厚生、広報、学年の4名。

説明を聞いたら、事前アンケートで「誰もいなかったらやってもいい」
と△印をつけてくれた人が6人ほどいることがわかり安堵。

でも始めてみたら、すぐに決まったのは広報委員だけで、
△印をつけてくれた人も「他の方でできる人がいたら」と言われる。
(△をつけて欠席された人も数名)

去年の経験から、委員をすることのメリットを並べてみた。
行事に参加して子どもたちを間近で見られる、先生と知り合いになれる、
他のお母さんたちと(別の学年のお母さんたちとも)話ができる、
情報交換することができる(飲み会をしたりということもアピール 笑)、
学校の様子がわかる・・。

立候補が出ないので「ほんとはしたくないんですけど」と言いながら
端から「いかがですか?」と当てていく。でもみんな理由をつけて断られる。
それじゃ無理ですね、と思える理由だったり、
そういうことを理由にするのね、と思うようなものだったり、いろいろ。

あと数人で一巡するというところで、推薦委員ならしてもいいという人が現れた。

あとふたり。

いちばん最後の人が言う、
「聞いてると、みんな同じじゃないですか、できないのは、
 だったら、クジをしたほうがみんな気持ちいいんじゃありませんか」

そうなの?とみんなを見る。
初対面の人ばかりなので、見回しても、誰が何を考えているか全くわからない。

一巡したときに脈がありそうだと思った人数人にもう一度声をかけたら、
最初の人が

「欠席してもいいんですよね?・・みんなに迷惑をかけると思いますが
 ・・やります」と文化厚生を受けてくれた。

「ありがとうございます」


学年委員はクジ?と諦めかけた頃、ひとりの人が
「やります」と言ってくれた。「何もわからないんですけど」

ああ、良かった。



長くなってしまったので続きは明日。
(実は、書きたかったのはそちらの方なのです)

「LETTERS FOR YOU」

「LETTERS FOR YOU」を始めて一年が経ちました。

これはそもそもわたしの‘ひらめき’で始めたブログです。
でも、協力してくれる人たちがいたから続けることができました。

最初わたしがイメージしていたのはbbsみたいなブログ、つまり
書き手と読み手の顔が見えて会話がぽんぽん飛び交うような場所でした。
でも始めてみたら、それはとても難しいことだとわかりました。
ブログはブログ、bbsとは違うのですよね。


一年間、書き手のわたしたちにもいろいろなことがありました。
わたし自身の一年は外面的にはとても穏やかだったけれど、
わたしはひとりでアップダウンし、悩み、落ち込み、挫折し・・・。

わたしのお願いを聞き入れて書き手に名を連ねてくださった友人たちや
快く転載を許可してくださった方々、
そして時々声をかけてくださる方々がいなければ
わたしはとっくに放り出してしまっていたと思います。

みなさん、ほんとうにありがとうございます。


わたしが「LETTERS FOR YOU」を始めた時の願いは、
わたしのように‘生き難さ’を覚え‘ひとりぼっち’と感じて
ネットをさ迷っている人たちにメッセージを伝えることでした。

「辛いこと・悲しいこと・腹立たしいことはいっぱいあるね、
 世の中、思い通りにならないことばかりだ。
 だけど、周りを見回し、手を伸ばせば、
 喜びや微笑みの種がばら撒かれていることに気づくだろう。
 だから、ね、閉じこもってばかりいないで、ちょっとでもいい、外に出てみないか、
 小さな幸せ探し、温め合いながら一緒に生きていこう?」

ネットの向こう側の‘あなた’にこのメッセージを届けたいという願いは
今も変わらずにあります。

「LETTERS FOR YOU」を誰が見てくださっているのか、わたしにはほとんどわかりませんが、
言葉は必要としている人にきっと届くと信じています。

そして、初めに抱いたこの願いがある限り、わたしは
みなさんの協力を仰ぎながらこのブログを細々と続けていくでしょう。

これからもどうぞよろしくお願いいたします。


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国民投票法案衆議院通過

12日、強行採決された国民投票法案が13日、衆議院本会議を通過したそうです。
(こちらのニュース参照・・→「国民投票法案が衆院通過=憲法改正手続き、18歳以上に投票権」

この法案の問題点についてちょっと調べていたら、こんなページを見つけました
・・→「与党と民主党が国会に提出した憲法改正国民投票法案に異議あり!!」

こちらも参考になりそうです・・→新聞社説集

13日には、こんな法案も衆議院を通ったそうです・・→「米軍再編特措法案、衆院委員会で可決」
保坂展人さんのブログをご覧ください・・→「桜が散った13日の金曜日に起きたこと」

辻元清美さんが言われているように、国民投票法案はただの「手続法」などではなく
「改憲に向けて『こま』を進める布石」なのでしょう。

「茶色の朝」は刻々と近づいているのでしょうか。

ウコン桜

昨日のお話。


春らしくぽかぽかと穏やかな日だ。

銀行に行った帰り、新緑を見上げたり、家々の庭や畑に咲いている花を見たりしながら
ふわふわ歩いていた。

「あの?」

綺麗なピンクの椿につんつん触っていたら声をかけられた。

「奥さん、お花好きそうだから・・・」

「?」

「あれ、見てください、ウコン桜というの
 八重で黄色い花」

「ああ、ほんと。珍しいですね」

「みんな気がつかないから教えてあげてるんですよ
 うちのなんですけどね、綺麗でしょう?」

「ほんとですね。下ばかり見ていたからわからなかった」

「毎年咲きますからね、4月になったら見てくださいね」

「・・・写真撮っていいですか」

「ええ、ええ、ゆっくりどうぞ」

そう言いながらその婦人は家へと続く石段を上って行かれた。


時々通っていても、15年間気づかなかったウコン桜。
これからは毎年見させてもらいます。


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石段の脇には水仙が。八重って・・珍しくない?
 
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茨木のり子さんの恋文

茨木のり子さんの『歳月』(花神社)という詩集を手にとって読みはじめたら
やめられなくなり、一気に読んでしまった。

茨木さんの他の詩集と違った雰囲気のそれは、
茨木さんが亡き夫・三浦安信さんへの想いを
31年の歳月をかけて書き綴った恋文だった。

出版したのは甥の宮崎治さん。
茨木さんの死後、遺品を片付けているときに宮崎さんは
「Y」と書かれた箱に、出版されるばかりに丁寧に整えられた原稿を見つけたのだという。
「Y」が茨木さんのご主人のイニシャルだったことから、
茨木さんが生前語っていた一連の詩であると、宮崎さんはすぐに了解したという。

夫の死後31年の歳月をかけ亡き人への想いを綴った詩・詩・詩・・・。
そう考えるだけで、胸を打たれる。


『歳月』から「夢」と「一人のひと」をみなさんに。






ふわりとした重み
からだのあちこちに
刻されるあなたのしるし
ゆっくりと
新婚の日々よりも焦らず
おだやかに
執拗に
わたくしの全身を浸してくる
この世ならぬ充足感
のびのびとからだをひらいて
受け入れて
じぶんの声にふと目覚める

隣りのベッドはからっぽなのに
あなたの気配はあまねく満ちて
音楽のようなものさえ鳴りいだす
余韻
夢ともうつつともしれず
からだに残ったものは
哀しいまでの清らかさ

やおら身を起し
数えれば 四十九日が明日という夜
あなたらしい挨拶でした
千万の思いをこめて
無言で
どうして受けとめずにいられましょう
愛されていることを
これが別れなのか
始まりなのかも
わからずに


一人のひと

ひとりの男(ひと)を通して
たくさんの異性に逢いました
男のやさしさも こわさも
弱々しさも 強さも
だめさ加減や ずるさも
育ててくれた厳しい先生も
かわいい幼児も
美しさも
信じられないポカでさえ
見せるともなく全部見せて下さいました
二十五年間
見るともなく全部見てきました
なんて豊かなことだったでしょう
たくさんの男(ひと)を知りながら
ついに一人の異性にさえ逢えない女(ひと)も多いのに


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「First of May」

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桜と新緑



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若葉がまぶしい




この季節になると浮かんでくる曲がある。ビージーズの「First of May」(邦訳では「若葉の頃」)
マーク・レスターとトレイシー・ハイド主演の「小さな恋のメロディー」の挿入歌。
歌詞を読んでみると「若葉」は全然出てこないのだけど、
幼いふたりの恋のイメージがいかにも、顔を出したばかりの柔らかな「若葉」だ。

YouTubeでこちらを見つけた。見ていたら、切なくなった。
わたしが大切にしてきた心の奥の部屋はずっとあの頃のままだ。

エンカウンター

「女金八」と呼ばれたこともあるという鹿嶋真弓さん出演の「プロフェッショナル」を先週観た。

詳しいあらすじはこちらを見ていただけばわかると思うが、
鹿嶋さんがクラスで導入しているという「エンカウンター」の授業が面白かった。

鹿嶋さんは「つながりが人を育てる」という信念を基に「絆のあるクラスづくり」を目指している。
鹿嶋さんは言う。

「私はきっかけはつくれるけれど、切磋琢磨して成長していくのは生徒たちなんです」

リンクしたページに書かれているとおり、エンカウンターの授業では子どもたちは小グループに分かれ、
「愛し、愛される権利」「きれいな空気を吸う権利」「遊べる・休養できる時間を持つ権利」等、
10の権利の中でいちばん大切なものは何かを話し合う。

その中で子どもたちはお互いの違いに気づき、友だちには友だちの価値観があるということを知っていく。
それがお互いを理解する第一歩。

そうやって話し合い知り合い関わり合いお互いを認め合ったクラスでは
いじめや学級崩壊などは起こらないという。

ほんとかな? そんなに簡単にいく?などと、ひねくれたわたしは思って観ていたが、
受験前のピリピリしたクラスをじっと見つめ、生徒一人一人を想い言葉をかけ、
生徒同士のいざこざを解決に導いていく鹿嶋さんの姿には感動した。子どもたち同士のやりとりにも。


「つながりが人を育てる」というのは確かだ思う。つながってこそ人間だと。
それは何も子どもたちに限ったことではない。
大人であっても、人と関わることでわたしたちは育てられてゆく。
そのために必要なのはコミュニケーションであり、他者と自分の違いを知ること、
違いをひっくるめて相手を尊重すること、だろう。

それはとても難しいこと、でも、だからこそやりがいのあることだ。
それができるなら、戦争もあらゆる差別もなくなるだろう。


番組の最後に「プロフェッショナルとは?」と問われて鹿嶋さんは答えた。

「情熱がまず第一条件。情熱だけじゃ駄目だなっていうことを体験したので、
 そこに技がなくちゃいけない。で、立ち止まることなく、いつも研究をしつづけながら現在進行形の人です」

「現在進行形の人」という表現が気に入った。わたしもそうでありたい、と。


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教会のそばで

梨?

life still goes on

開票開始とほぼ同時に、現職当選確実とのテロップが流れる。
あまりの素早さに呆然。

今更のように、自分たちが少数派だったことに気づく。
夫がつぶやく。

「東京にいるの嫌になったよ」

そうだね、だけど仕事はどうする? 今の仕事を辞められる?

それに、どこに行っても同じだよ。
この‘クニ’から脱出できるなら、話は別かもしれないけれど。

あなたはどこに行っても長いものに巻かれることを拒むだろうし、
社会的弱者とともにいようとするだろう。そして
虐げられている人たちの痛みを自分の痛みと感じるだろう。
‘勝ち組’になるよりも‘負け組み’でいることを選ぶだろう。

わたしたちは自分自身でいることをやめるわけにはいかない。

だからね、これからも殺伐とした毎日を生きていこう、小さな花を愛でながら。
少数かもしれないけど、小さな花に目を留める人たちはいるから。
ぬくもりは、大切に育ててゆくものだから。

見て。足元に咲いている花の、なんて綺麗なこと。


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HAPPY EASTER

今日はイースター。イエス・キリストの復活をお祝いする日です。聖書の言葉をひとつ、みなさんに。


もしキリストがよみがえらなかったのなら、あなたがたの信仰はむなしく、
あなたがたは今もなお、自分の罪の中にいるのです。
そうだったら、キリストにあって眠ってしまった者たちは、滅んでしまったのです。
もし、私たちがこの世にあってキリストに単なる希望を置いているだけなら、
私たちは、すべての人の中で一番哀れな者です。
しかし、今やキリストは、眠った者の初穂として死者の中からよみがえられました。

(コリント人への手紙第一、15章より)


「よみがえった? 馬鹿な!」と思われるでしょうか。

「ナルニア国物語」を書いたC・S・ルイスは『キリスト教の精髄』の中でこのように言っています。


単なる人間でありながら、イエスが語ったようなことを語った人物がいたとするなら、そのような人は偉大な道徳的教師ではないだろう。そのような人は精神病者----自分が半熟卵であると言う程度の----であるか、地獄の悪魔かのどちらかであろう。あなたは自分の選択をしなければならない。この人が過去において神の子であり、また現在でも神の子である方か、それとも狂人か、あるいはそれよりも悪い者であるかのどちらかである。しかし、彼を偉大な人間的教師であるとして、彼を後援するというようなことを、われわれはしてはならない。彼はこの点において、われわれに疑問の余地を残しておくようなことはされなかった。



イエス・キリストが「狂人かそれより悪い者」でなく「神の子」であるなら、
十字架で殺される前にご自分で何度も予告されたように、死んで3日目によみがえられたはずです。

わたしは「イエス・キリストは神の子である」と信じる選択をし、イエス・キリストがよみがえられたと信じているのです。
あなたの選択はどちらでしょうか。


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桜(2)



日曜に近所で

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umekoさん、ここ、どこかわかる?



こちらは霊園で

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左側は白い桜(大島桜?)



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青空と桜


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普段は桜の木のことなんて気にも留めていないのに、
花の咲く時期になると、ああ、こんなに桜が植えられていたんだ・・とびっくりする。

桜は年に一度だけこの世界に桃源郷を現出させ、
桜を愛してやまない人たちを別世界に連れて行ってくれる。


都知事選迫る?MLより転載?

平和関連のMLでご一緒のT氏から転送・転載依頼が来ました。
ご覧ください。


チューリップ 転載ここから チューリップ

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 情報を充実させたバージョンアップ版です。
 まだの方、ぜひぜひ転送・転載をお願いします!

【このメールも転送・転載も公選法上まったく合法です】
【投票日当日でも転送・転載できます】

    [石原知事の落選運動の勝手連より]

 このメールは私のお知り合い・関係MLへお送りしております。

 東京の都知事選の投票が8日にせまっています。

 2期におよんだ高齢の石原知事による都政をこの機会に転換させるべく、皆様にこのメールの転送、ブログ転載をお願いしたいのです。落選運動です。

 石原知事の都政は、ディーゼル車規制や国への対決姿勢などプラスに見える部分もあるものの、あくまでそれは例外。人権無視で好戦的、福祉の著しい後退、そしてその一方で税金の私物化など、筆舌に尽くしがたいひどいものでした。

 銀座に戦車を走らせたことに象徴される彼の都政は、「共生」の正反対の「強制」の政治です。市民社会には、異なる考え・価値観の者の「共生できる寛容」が必要ですが、石原都政の本質は「強制による一様性」です。「君が代を歌わない者も存在できる多様性」を処分によって否定する彼の教育行政がその頂点です。これには天皇も苦言を呈する(園遊会)ほどですが、拍車がかかるばかりで見直される気配はありません。

 こうした政治のもとで、障がい者やセクシャル・マイノリティ、在日外国人などのマイノリティはその生を否定され、苦渋にみちた人生を強いられています。人間の尊厳を否定する政治、それが石原都政です。

 また、マイノリティだけでなくマジョリティにも悪政が及んでいます。福祉・保健医療の後退は著しく、保健所につづいて、都立病院も半減させられようとしています。性教育の抑圧により、HIV感染はおそろしい勢いで広がっています。

 石原知事の「うるさい、黙れ!」と言わんばかりの「問答無用の専制政治」は、今や、都民の食品を扱う築地市場を、シアンなど毒物で汚染された豊洲の東京ガス跡地へと無理やり移転させようとするところまで増長しています。

 さらに困ったことは、こうした悪政が全国へ、そして国政へと影響を及ぼしていることです。

 石原知事は、この3年間でもっとも多く税金による高額接待をした相手である佐々淳行氏を選対本部長に据えました。納税者をなめきっているのです。

 しかし、私たちには希望があります。

 検討資料として下に転載した新聞記事に見られるように、もしかしたら石原知事を落選させることができるかもしれない情勢です。無党派の人々が動けば結果に結びつきます。選挙に関わったことのない多くの市民が立ち上がっています。

 かつて団塊の世代から親の戦中世代が突きつけられたように、私たちの子供たちから「あの時、何をしていたの?」と突きつけられないで済むように、今、できることをしませんか?

 お願いします。このメールをお知り合いに転送し、また、ブログに転載してください。全国にかかわることだから東京の人にかぎることはありません。転送の輪が広がれば、私たちの「微力」が積み重なって、もしかしたら大きな力になって、日本、そして世界の未来を変えられるかもしれません。一人が5人に転送してくれれば、9ステップ目で東京の人口を、12ステップ目で日本の全人口を超えます! このメールを読んであなたがすぐ転送してくれれば、ネットならあっという間です。

 このメールの転送の輪が広がり、そして一人一人が投票所でなすべきことをすれば、石原を落選させることができます。
 私たち一人ひとりは「微力」ではあっても「無力」ではないのです!

〈検討資料〉
◆4月1日読売新聞(11面)より
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 石原 自公支持層固める  浅野 無党派層で猛追

 2期の実績をアピールする石原がリードし、浅野が激しく追っている。
 石原は、ディーゼル車の排ガス規制などを実現させた強力なリーダーシップへの評価で幅広い層で支持を集める。反面、トップダウンの政治手法など“石原流”への批判もあり、全体の46%を占め、5割が態度未定の無党派層の動向次第では、情勢が流動的になる可能性もある。
 高額の出張旅費などで批判を浴びた危機感から、過去2回とは一転して自民と公明に支援を要請。無党派層を取り込むため、政党推薦の形式は取らないが、国政時代にもなかった組織型選挙を展開する。自民支持層の6割、公明支持層の6割弱を固め、民主支持層の2割の支持も得ている。
 浅野は、過去3回の宮城県知事選と同様、市民参加型の選挙戦を重視し、無党派層では石原に迫る勢い。ただ、街頭演説でも、支援する民主、社民の政党色を消してきたため、両党支持層への浸透が進んでいない。支持層の5割しか固め切れていない民主は、管代表代行ら党幹部が連日応援に入り、巻き返しを図る。
 吉田は共産支持層の一部が浅野に流れるなど、苦戦している。
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◆石原都政についてのリソース
税喰う人々
http://homepage2.nifty.com/taxeater/top.html
さよなら石原都知事
http://nvc.halsnet.com/jhattori/rakusen/ishihara/index.htm
レッドパイパー
http://www.red-piper.com/(過去ログを見られます)
日録(不定期)
http://d.hatena.ne.jp/vox_populi/
中央区、石原知事の花粉症ポスターの掲載お断り
http://www.janjan.jp/government/0702/0702190366/1.php

◆都知事選についてのリソース
janjan
http://www.janjan.jp/special/toitusen/list.php
http://www.senkyo.janjan.jp/bin/manifest/search.php
ohmynews
http://www.ohmynews.co.jp/HotIssueTop.aspx?newstype_id=2&type_id=070322
東京都知事選勝手連情報
http://tokyokatteren.jugem.jp/
都知事選:石原氏、飛び出したマイノリティー差別
http://www.janjan.jp/election/0703/0703282578/1.php
http://www.youtube.com/watch?v=ufEHhxtf1pM&mode=related&search=
慎太郎知事 ヤジにブチッ「うるさい、黙ってろ!」…8日都知事選
http://hochi.yomiuri.co.jp/topics/news/20070405-OHT1T00108.htm
下北沢駅前に遊説に来た石原慎太郎、再開発に反対する住民から野次を浴びせられて逆ギレ。
http://black.ap.teacup.com/fukashinogakuin/503.html
都知事選:石原支持者も反対する築地移転
http://www.janjan.jp/election/0704/0704022951/1.php

◆公選法について
ネット時代の勝手連と公選法
http://katteren.blog97.fc2.com/
特に落選運動については
http://www1.neweb.ne.jp/wa/kabuombu/seiji-rakusen.htm
http://katteren.blog97.fc2.com/blog-entry-2.html

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チューリップ 転載ここまで チューリップ
  


★ 少し古いものですが、中日新聞のこちらの社説もぜひ読んでね。

「“愛”は強制できるか 週のはじめに考える」

「・・・いまは見ようとすれば見え、聞こうとすれば聞こえ、発言も自由です。将来「あの時、あの角を曲がらなければ…」と悔やまないよう、目を凝らし、耳を澄まし、思考を研ぎ澄まして行動したいものです。」


★ 保坂展人さんのこちらの記事もとても良かったです。

「明日の天気は変えられないが、明日の政治は変えられる」

「・・・私たちの役割は、「絶望の中に、希望の芽を見いだし、人々の心から生れている熱でしたたかに成長させる」ことである。
 熱を生み、互いに交換し、また夜空を焦がす光源を作り出せるのは、あなたであり、私だ。」

墓地と桜と

桜の木の下で食べ物や飲み物を広げてみんなで楽しむという、
いわゆる‘お花見’は3、4回しかしたことがない。

そういえば、田舎には‘お花見’をする習慣はなかったし、
学校以外では桜の木はあまり見かけなかった。
実の食べられる梅や柿と違って実用的でないからだろうか。
学校には桜の木があったが、長野県では桜は入学の時期には咲かないから、
桜の花を感慨深く見上げることもなかった。

だが、一本の桜の木のことだけ覚えている。

それは実家のそばの墓地にあった桜だ(今はない)

公園というものがなかったからだろうか、
わたしたちはその小さな墓地を格好の遊び場にしていた。
誰のお墓だったか、石段のついているお墓が大好きで上ったり飛び降りたり・・。

わたしの田舎では、墓地は田んぼや畑のそばに点々と存在していて
暮らしの中に溶け込んでいた。
だからだろうか、わたしたちは墓地を特別なものとも怖いものとも思わなかったし、
大人も、子どもが墓地で遊んでいるのを罰当たりと咎めたりもしなかった。

わたしたちが遊び場にしていた墓地だけでなく他の墓地にも
桜は植えられていたような気がする。

墓地と桜はだからわたしの思い出の中では密接につながっている。



昨日、仕事帰りに霊園に寄ってみた。
広い霊園のあちこちに桜が咲き誇り、花びらが舞っていた。

わ?っと華やかに咲いてはらはらと潔く散ってゆく桜は、墓地にとてもよく似合う。


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日曜日お買い物帰りに

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* 昨夜マックで「LETTERS FOR YOU」を見てみたら、上手く表示されませんでした。
 ウインドウズだと大丈夫なのですが。
 もし「うちも変だよ」という方がおられたら、お知らせください。
 テンプレートを換えたせいかもしれないので。

「We're All Alone」by アンジェラ・アキさん

普段は全く見ない新聞の番組表をその日に限って見たら
「武道館に桜が咲いた日 アンジェラ・アキ ライブ&ドキュメント」
という番組が組まれていた。3月18日の夜のお話。

たまたまTVの前にひとりでいたわたしはその番組を観ることができた。

久々の感動。
武道館ライブを終えて、アンジェラさんが「(会場のみんなとひとつになれた?」と言ったのが印象的だった。


数日後ツタヤに行きアンジェラ・アキさんのアルバムをふたつ借りる。
「ONE」というアルバムの一曲目を聴いていたら、身体中を電気が貫いた。
(「電気が貫く」って、説明はできないのですが、他に表現しようのない感覚なのです)

それはBoz Scaggsの"We're All Alone"にアンジェラさんが歌詞をつけた「We're All Alone」という曲。
以下にご紹介。


We're All Alone


苦しみから自分を守る方法
色々身に付けて来たが
未だに 一人だ

気を許して笑う事が
出来なくなったのは
信じる事を恐れているから

人間は皆一人だから
境の無い自由な世界目指し
踏み出すの

誰かと過ごす熱い夜は
必ず冷たい朝が待っている
結局 一人だ

人間は皆一人だから
闇をかき分け共に歩く人
求めてる We're all alone, all alone

Close the window calm the light
And it will be all right, no need to bother now
共に歩く人求め続ける
We're all alone

人間は皆一人だから
境の無い自由な世界目指す
二人で行けば
届くよ


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* アンジェラさんの公式サイトはこちらです。

「美しい国」?

もーちゃんのブログにもありましたが、先週末(3月30日)、心痛むニュースが流れました。
asahi.comより転載します。



「君が代」不起立、最高で停職6カ月 都教委処分


 今春の東京都内の公立学校の卒業式で「君が代」斉唱時に起立しなかったなどとして、都教育委員会は30日、教員35人を懲戒処分したと発表した。このうち町田市立中教諭の根津公子さん(56)は、懲戒免職に次ぐ停職6カ月。都教委は03年10月に起立斉唱を義務づける通達を出しており、94年以降の卒業式で不起立を理由に処分を受けた教員は延べ314人となった。

 都教委によると、処分者は昨春より2人増えた。不起立を繰り返すほど処分は重く、今回初めてだった20人が戒告、2回以上繰り返した12人を減給とした。通達以降、不起立を続けている根津さんのほか2人が停職になった。戒告を受けた20人のうち、定年後の再雇用選考に合格していた2人は合格を取り消した。

 06年に受けた停職処分の取り消しを求めて東京地裁で係争中の根津さんは、「覚悟はしていたが余りに重い。次は免職かもしれないが、教員生命をかけて強制に反対していきたい」と話した。


停職処分を受けた根津さんのことは、こちらのページをご覧ください・・→根津公子さんのページ

こちらに根津さんの被処分略歴が載っています。今回の処分で10回目(!)ということでしょうか。



今回の処分にしても、先日の日本史に関する教科書改定問題にしても、イラク特措法改正にしても、
この‘クニ’の目指す「美しい国」とはいったいどんな国なのでしょうね。


チューリップ


わたしは日記を読むのがとても好きだし、ネットで他の人とやりとりするのも好きなのに、
読んでほしいことを書き、見てほしい写真を載せようとすると、どうしてもこんなブログになってしまいます。
もしその他のおしゃべりがしたい方がおられたら、bbsに来てね。

桜(1)


桜を見に行ってきました。曇り空が残念でしたが。


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