五月の雨
小泉 周二
ひとりで走る電車の上に
前へならえのレールの上に
四角く並んだ田んぼの上に
五月の雨は
さわさわと
ぼくの大きなかさの上に
茶色の小さな犬の上に
コロコロと鳴る鈴の上に
五月の雨は
さわさわと
さわさわと
小泉 周二
ひとりで走る電車の上に
前へならえのレールの上に
四角く並んだ田んぼの上に
五月の雨は
さわさわと
ぼくの大きなかさの上に
茶色の小さな犬の上に
コロコロと鳴る鈴の上に
五月の雨は
さわさわと
さわさわと
田植えの済んだ田んぼに雨が降る光景がとても好きだったのだなぁと今更のように思う。
それにしても、明日からもう6月だなんて・・・。
広報で知り合ったSさんがたまたま近くに住んでいることがわかり、一緒に帰る。
「え????! 男の子、3人いるんですか??
○○さんって、穏やかそうで、とてもそうは見えない
教えてくださいよ?、男の子の育て方
もう、男の子、大変で?」
そう言うSさんの長男はもう大学1年生(下は女の子)
高校に入ってからあまり勉強をせず、卒業後は専門学校だと本人も思い、
親もそれでいいと言っていたのに、3年になって突然大学に行きたいと言い出し、
なんとか「かすった」ところに入学したのだという。
そこまで育ったなら、親が「育てる」ことはもう何もない。
あとはできるだけ離れたところから見守っていればいいのだろう。
だけど、それが難しい。
別の話。
わたしの友だちは男の子がいる人が圧倒的に多く、男の子だけしかいない人も多い。
でも、いかにも男の子の親と見える人はほとんどいない。
けれども、話していると、なるほど男の子の親だ、と思ったりする。
例外はあるけれど、大抵さっぱりしている。
そして、家族(家庭)以外に何か(誰か)を探している。
仲のよい女きょうだいがいる場合はちょっと違うような気もするが。