愛すること　　

　　　　　　　　　　　　　　銀色夏生


愛することがわからなく
人と人が　人と人の間を絶えまなく
行きかうのを見ていた
愛することの細い糸は
とても強いダイヤモンドの糸のようだったけど
くもの糸のようにもろくも見えた

そして今は
愛することは糸ではなく
波のようなもの
つながってなくて
切れつづけている
だから終わらないこともできる




「切れつづけている波のようなもの」に妙に納得。
波のように絶えず動いていて、満ちてきては引いてゆきまた満ちて、
そうやって繰り返していく。

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*　頭にきていること→「立川反戦ビラ訴訟：３被告に逆転有罪判決　東京高裁」